加賀温泉旅行

加賀温泉旅行

 

1泊2日で加賀温泉へ旅行した記録。

大好きな加賀楓さんが観光大使をしていたことでもおなじみ、加賀温泉。2024年の年始の地震前に行ってきたが、今年もぜひ行きたい場所。

数年前にも一度行っているものの金沢にも寄っていたので加賀温泉でゆっくりすることができず。今回は誕生日プレゼントとして友人についてきてもらった。

加賀楓という感情の発露はこちら

ebimiso-champon.hateblo.jp

 

 

費用(ざっくり)

・宿泊費(葉渡莉/素泊まり)   9,000円

・名古屋⇔加賀温泉(往復)  13,380円

・市内移動レンタカー(2日間) 9,900円

宿については後述。

 

【レンタカー】

山中温泉山代温泉の両方を行くにあたり、バスの時間を気にするストレスを軽減するため、レンタカーを利用。レンタカーはスマイルレンタカーさんを利用。加賀市周辺にt店舗をかまえるローカルな会社らしいが、大手他社と比較しても格安。公式ラインで予約や質問もできて対応も丁寧で非常に良かった。

今回は普段あまり車の運転をしない友人との旅だったので、軽自動車2日間に免責補償とNOC補償をフルでつけた。さらに加賀温泉駅での配車回収も入れて9,900円!

駅近くに店舗がないとのことで駅での配車・回収をお願いし、さらにカーナビ付きの禁煙車でお願いしたところカーナビは標準装備とのことで安心。お借りしたスペーシアはバックモニターも付いていた。今回は北陸新幹線開業に向けての工事で駅の駐車場が使えず、隣接するショッピングモール(アビオシティ加賀)の駐車場で受け渡しとなった。配車回収は事前にラインで時間と場所を決定し、当日もラインと電話のやり取りで待ち合わせて受け渡し。当日決済だがクレカもQRコード決済も可能。

ちなみにレンタカーを借りるときは必ず車の色と車種ナンバーが分かる状態の写真を撮影している。(自分の車でないと探すのに苦労するので…)

 

1日目/愛染寺

宿泊先を山代温泉にし、2日目を山中温泉鶴仙渓というふうにざっくり行程を決めていたので1日目は山代温泉山中温泉から少し離れた場所を訪れることにした。

最初は片山津温泉の近くにある瑠璃光山・愛染寺。

駐車場が近くにあるということでナビを入れて探していたが見当たらず、近隣を2周して片山津温泉総湯の駐車場を利用することに。

楠沢歯科の右隣に愛染寺の看板と住宅街につながる細い坂になった路地があり、ここをまっすぐ登ると愛染寺につながる階段に突き当たる。階段の斜め左に愛染寺の駐車場につながる車道があるのでここを使えば車で愛染寺のすぐ近くまで行ける。この日は階段手前の民家の前に車が駐車されていて道が塞がっており、寺につづく坂道へ行けない状態だったのでいずれにしても寺までは徒歩で行くしかなかった。

 

愛染寺は加賀楓さんが加賀温泉観光大使時代にパンフレット撮影等でも訪れていた場所。小さな山の上にあるので見晴らしがよく、どこでもドアのようなフォトスポットもある。

ドラえもんのどこでもドアのようなフォトスポット

どこでもドアの扉の先に加賀の自然や町並みの景色が広がっている

この日は小雨が降っていてあいにくの天気。傘をさしながら友人に撮影してもらった。
行った時期は紅葉シーズンは終わりがけだったが足元の落ち葉がきれいだった。晴れていたらもっと素敵な景色だったんだろうなあ…。

1日目/片山津温泉総湯・まちカフェ

駐車場を利用させていただいたので総湯も訪れた。共同浴場というか公衆浴場のようなものをこの地域では「総湯」と呼ぶそうで、現在は自治体が運営する温泉施設兼健康センターのような感じ。柴山潟という湖に面していて湖面と鴨を見ながら入浴できるらしい。今回総湯の方は利用しなかったが平日の昼間からけっこう人が入っていくのを見たので地域に愛されているのを感じた。

総湯施設内に「まちカフェ」というお店が入っていてランチやカフェメニューを提供している。

柴山潟の鴨を見ながら食べた合鴨プレートランチ

ちょうど昼時で、平日限定で1,080円のプレートランチがあったのでこちらで食べて行くことに。テラス席もあったが雨のため室内テーブルでいただいた。鴨を見ながら鴨肉を食べた。

ほかにもオシャレなドリンクやデザート系メニューも。

ちなみに、かもやんというご当地ゆるキャラもいるらしい。

 

この片山津温泉総湯の前には、いつもかえでぃーを応援してくださっている鉄板焼のお店「なか伸」さんやスタンプラリーにも参加されていた「ヒラクベーカリー」さんがある。

次に行くとき立ち寄りたい場所のひとつ。

 

1日目/那谷寺

紅葉や自然が美しいと聞いていたので那谷寺へ。場所としては加賀市の隣の小松市になる。

拝観料1,000円で敷地内の建物やきれいなお庭を巡ることができる。

那谷寺の山門

門前のお土産屋の店主によると、もとは違う名前の寺だったそうだが、「ここにお参りすれば西国三十三箇所めぐったも同然」と偉い人が褒めちぎったそうで、それがきっかけで西国三十三箇所の一番最初・那智山と一番最後・谷汲山の最初の文字をもらって「那谷寺」となったらしい。

つまりここを訪れた私たちも西国三十三箇所巡ったも同然ということである。

かなり古くてかなり広いお寺。雨だったのが残念だが、苔がきれいで紅葉や桜の時期はさらに美しいだろうなあと感じた。

苔むした灯籠

顔みたいな不思議な岩

琉美園という庭園と茶室のある場所から本堂に戻る道は岩の中のトンネルになっている

展望台のような場所があったり、庭園とお茶室があったりと西国三十三箇所めぐったも同然と言われるだけのことはある場所。今回は時間がないので寄らなかったが、那谷寺からさらに山に分け入った方には「苔の里」とかいう気になるスポットもあるらしい。

 

門前のお土産屋さんで「ごまだれ餅」を購入。個包装で量も値段も会社に持って行くのにちょうど良いのでおすすめ。ごまの風味がとても良かった。護摩行からとったダジャレなのだろうか…(調べると胡麻の国内自給率が0.1%だったので産地というわけではなさそう)。ごま豆腐とかごま系フードが土産物として推されている。

 

1日目/加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森

加賀っぽいことはだいたいここにくれば楽しめる的な触れ込みで紹介されていたので1日目の最後はここへ。

入ってすぐに映えスポットがあるが生憎の雨

大きなお土産物屋から九谷焼加賀友禅などの石川県の伝統工芸品を見るだけでなく色んな体験が楽しめる。

入村料は550円で各種体験や村内サービスは別途料金がかかる。

営業終了時間が16:30と少し早めなので注意が必要。

時間が足りなくてすべて見きれなかったが、体験もする予定ならここで1日過ごすこともできる程度に充実した施設。九谷焼を割と安く購入できるのも魅力。

加賀友禅の型染め体験

1,500円でハンカチの型染めを体験。Tシャツやランチョンマットへの型染めも可能。

用意された中から好きなデザインを選んだら、あとは型に沿ってステンシルの要領で好きな色で染めていく。もちろん加賀楓さんのメンバーカラー・イタリアンレッドに寄せて朱赤を使用。

ブラシでぼかしを入れながら染めるのが加賀友禅風とのこと。型染めした後は色落ち防止のためにスタッフの方がアイロンをかけてくださる。

体験は沈金や陶芸のような伝統工芸以外にもハーバリウムとか今どきなものも。

敷地内が加賀の里山風になっているのでだいたいどこも映えるので晴れてる日に行きたい。

1日目/寿司処・平八

素泊まりのため、夕飯は「割烹加賀」に行こうと考えていたのだが予約で満席で入れず…。暗くなって気温も下がり雨も降っていたので宿泊先の葉渡莉近くで検索して評価の良さそうなお店ということで「平八」を選んだが、これが当たりだった。山代温泉の総湯のそばにあるお店でランチ営業もしているらしい。

私への誕生日プレゼントということで友人に奢っていただいた。

海鮮丼のセット

最高に美味しい。茶碗蒸しも美味しかった…。

私と友人との会話に過度に干渉もせず、ネタや料理のことで話していると声をかけて説明をしてくださる気さくな大将。店内の和モダンなインテリアの趣味も良かった。店内の時計や大将のマスクが寿司モチーフで揃えていてさりげないユーモアもある。

のどぐろの握り

人生で初めて食べたのどぐろの握り。軽く炙ってあって口の中でとろける美味しさ…幸せの味。

割烹加賀に行けなかったのは残念だったが平八に来れたのは本当に良かった。

 

1日目/葉渡莉

宿選びは「楓ちゃんが泊まっていたところにしたい」という私のワガママを友人に聞き入れていただき、葉渡莉になった。他にも観光大使として楓ちゃんが関わっていた宿泊施設はあったが、結果的に山代温泉の中心街で総湯・古総湯にも近いので立地としても最高だった。

葉渡莉の中にも土産物屋があったので実家への土産をここで調達。近くにコンビニがないので必要なものはここで営業時間内に買うほうが良い。

葉渡莉はお風呂が2種類あったので両方とも入浴。どうも会話の雰囲気的に葉渡莉のスタッフ?と思われる方々も入浴していらした。福利厚生の一環だろうか、羨ましい…。

前回加賀温泉に来たときも思ったのだが、一日荷物を持って歩き回った後に不慣れな場所で休むとなると、温泉に入ったとはいえ翌日に疲れが残るものなのに、加賀温泉はなぜか非常によく眠れる上に目覚めも非常に良い。

ちなみに2日目の朝は山代温泉の古総湯に行くつもりだったので友人とアラームをかけて早起きしたのだが、アラームが鳴って3秒以内に止めてそのまま起きた。

駐車場は屋根つきだし、小雨の中、外を歩くのに傘を貸し出していただき、おもてなしやサービスもとても良かった。また利用したい。

雨の降る夜に撮影した古総湯の外観

雨の夜の古総湯
2日目/古総湯・総湯

山代温泉には総湯と古総湯の2種類があり、古総湯は昔ながらの入浴方法を体験できる場所で、総湯は片山津温泉と同じように近代化された公衆浴場といった感じ。

ステンドグラスの美しさに惹かれて朝風呂は古総湯へ行くことに。

(季節によって営業時間が異なるので注意が必要)

雨の上がった朝に撮影した古総湯

雨上がりの朝の古総湯

よく調べずに営業時間より少し早くに行ってしまったので周囲のお寺を見て回るなどして時間をつぶした。また、古総湯の中は昔ながらの大衆浴場の雰囲気を残しているため、脱衣所と浴場が一緒になっている。ザラ板とロッカーで間仕切りしてあるだけで、洗い場もなく、服を脱いだらかけ湯をして入るだけ。

日が昇り始めたくらいの時間で小雨も降ったりやんだりの天気だったが、ステンドグラス越しに入る日の光が美しかった。近くの旅館に宿泊している人は浴衣でそのまま来ていたが、脱衣所がこんなに小さいと知らなかった我々は普通にコートやタイツなどめんどくさい服装で来てしまい往生した。

浴場を出て階段を上がったところに休憩場所がある。古総湯の方はとくに売店などはなく、お水をいただける程度。

古総湯で休憩した後、向かい側にある総湯へ。温玉ソフトをいただき、大好きなくるみゆべしを見つけたのでお土産に購入。総湯の方は売店や広い休憩室もあり一般的な公衆浴場という雰囲気だった。

 

2日目/魯山人寓居跡いろは草庵

雨もあがったので朝風呂を済ませて宿をチェックアウトした後は山代温泉周辺を散策。

魯山人寓居跡いろは草庵の入り口

魯山人寓居跡いろは草庵の入り口

魯山人が一時滞在していた場所で500円で見学とお茶・お菓子をいただける。

昔ながらの建物の雰囲気だけでなく、魯山人の書や彫刻、陶芸作品などを見たり、手入れされたお庭でお茶をいただけたりする。

魯山人が募集したという家事手伝いの求人広告があったので見てみたら「若くて家柄が良くて美人で…」とか書いてあってセクハラも大概にしておけと思ってしまった。

出していただいた「地の香」という干菓子がとても美味しかった。

出していただいた日本茶と干菓子の地の香のセット。お盆に乗っている。

お茶と干菓子(地の香)
2日目/はづちを茶店

今回の旅の目的の一つでもあった加賀パフェ。加賀地域の複数のカフェで提供されているが、古総湯のすぐ近くにある「はづちを茶店」でいただいた。

はづちを茶店の加賀パフェ

はづちを茶店の加賀パフェ

加賀野菜や加賀棒茶など加賀の食材を使ったパフェ。最後が加賀棒茶のゼリーになっているのでさっぱり終えられるし、お茶もセットになっているので口直しをしながら食べれるのも魅力。甘さで胸焼けすることもなく最後まで楽しめた。

店内の中央には楓ちゃんのグッズが並べられていたので撮影させていただいた。

はづちを茶店に飾られていた楓ちゃんのグッズ

はづちを茶店に飾られていた楓ちゃんグッズ あゆみんとのFSKもある

グッズを撮影していたら親切なスタッフの方に「良かったら楓ちゃんが座っていた席をどうぞ」と言っていただき、楓ちゃんと同じ場所で加賀パフェをいただいた。ちなみに店内の隅の囲炉裏のある席なのだが「楓ちゃん席」と呼ばれているらしい。

お店の方とムーラン・ルージュの話でひと盛り上がりした。

 

2日目/山代スマートパーク・加賀楓の木

今回の旅の最大の目的でもあった「加賀楓の木」。

加賀楓の木に設置されている加賀楓さん直筆プレートと加賀楓さんのFSK(フィギュアスタンドキーホルダー)の写真

加賀楓の木とかえでぃーのFSK

加賀温泉観光大使として加賀市に楓の木の植樹をするというイベントがあり、そこでかえでぃーが植えた木。

山代スマートパークはカフェ併設のワーキングスペースとおしゃれなお花屋さんの入った半官半民的な施設のようで建物周囲は芝生の公園になっている。公園内には加賀楓の木以外にも樹木が植わっているが、「加賀楓の木」には赤いリボンとプレートがあるのでわかりやすいと思う。

またここで何かイベントがあったらなあと思う。

2日目/山中温泉鶴仙渓

山代スマートパークで最大の目的を果たした後は山中温泉へ。

山代温泉から車で15分ほどだったと思う。片山津温泉山中温泉山代温泉はそれぞれ車で10~20分程度で行き来できる小回りのきく感じが良いなあと思う。

山中温泉鶴仙渓のあやとり橋

山中温泉大聖寺川という川沿いにあり、大聖寺川の渓谷・鶴仙渓とそこに架かるあやとり橋やこおろぎ橋が観光スポットになっている。

あやとり橋近くの駐車場に駐車したが台数が少ないので桜や紅葉のシーズンは山中温泉の中心街に停めるとか場所を考えたほうが良さそう。

あやとり橋はその名の通り、あやとりでつくった橋のような変わったデザインの徒歩専用の橋。デザインは凝ってるのに鶴仙渓の風景にマッチしている不思議。

鶴仙渓の遊歩道

鶴仙渓の遊歩道

紅葉の盛りは終わったものの足元に名残を感じる。秋頃までは川床もあるらしいので次回訪れる際は絶対に行きたいところ。桜の時期や新緑の季節はまた美しい景色になるんだろうなあと想像を掻き立てられる…。

鶴仙渓の苔

鶴仙渓の苔

あやとり橋からこおろぎ橋を目指して鶴仙渓の遊歩道を歩く。こおろぎ橋近くにはカフェやレストランもちらほら。

無限庵という古民家カフェっぽい建物を見つけて入ってみた。

無限庵でいただいたチーズケーキ 器はすべて山中漆器

加賀藩のえらい人が子どもの結婚式のためだけに建てたとかいう経緯からして贅沢三昧の建物。ちなみに本当に結婚式を挙げることも可能とのこと。

調度品や古い武家造りを見学することができる。門構えも立派で建物入り口に銅鑼があるのでそれを叩くとスタッフが出てくる。私たちは声がでかかったのか先に中からスタッフの方が出ていらして「良かったら鳴らしてください」と言われて無駄に銅鑼を叩いた。

無限庵の一番奥の鶴仙渓の景色を一望できる贅沢な空間が「茶房うるはし」というカフェになっていて、山中漆器を使ったカフェタイムを楽しめる。

 

無限庵を出たあとは、こおろぎ橋を渡って山中温泉の温泉街通りを楽しむ。

楓ちゃんがコロッケを食べているポスターを見てコロッケ好きの友人が絶対食べたい!と言うので「肉のいづみや」でコロッケをいただいた。

いづみやのコロッケ

食べ歩き用メニューはメンチカツとかほかにも色々あった様子。メンチカツ結構好きなんだけどこの日は売り切れでコロッケに。

店内は商店街のお肉屋さんという雰囲気で、色んな芸能人のサインが並びつつも皇族カレンダーと皇族の写真も並ぶという店構えで右側の圧を強めに感じた。

店の前にはベンチもあるので座って食べることもできる。

山中温泉大聖寺川沿いの一本道にお店が並んでいるので町並みはわかりやすい。

途中立ち寄ったお土産物屋さんで地元の方と店主に勧められて「金沢おでんのつゆ」を購入。帰って早速つくってみたが、とても優しい味で美味しい。

飲めるくらい美味しい。

2日目/山中温泉・東山ボヌール

東山ボヌールの看板

こおろぎ橋で大聖寺川を渡り、山中温泉街をまっすぐあやとり橋の方向に戻るように歩いていき、あやとり橋を超えて鶴仙渓の一番端にあるレストラン。

色んなパンフレットや冊子に載っていて雰囲気も良かったのでここで遅めの昼食。

ビーフシチューのランチ

ビーフシチューのランチをいただいた。自然の中のレストランで川のせせらぎも聞こえる。観光案内のチラシ等もあり、東山ボヌールから近い場所に九谷焼の体験ができるところがあると知り、食後はそちらへ移動。

2日目/シルクロ陶芸体験工房

1階は九谷焼のショップで2階が九谷焼の陶芸や絵付けなどの体験ができる工房になっている。

東山ボヌールで「ゆかたべさん」という人形の絵付け体験のチラシを見て飛び込みで行ってみた。30分待ちと言われたため、帰りスムーズに駅に戻るため、あやとり橋の駐車場からもう少し工房に近い駐車場へ車を移動。一方通行や狭い路地が多いのでヒヤヒヤした。

「ゆかたべさん」というのは、山中温泉で芸姑の見習いをしている16歳くらいの若い女性で、宿泊客を温泉まで案内し、入浴中の客の浴衣を預かる人のことだったらしい。こういう言い方するとまだ聞こえは良いけど風呂まで案内して入浴後に浴衣を渡すとか、芸姑の見習いと聞くと半分温泉コンパニオン的な扱いでもあったのだろうなあと憶測。

16歳の子をこの地では4×4=16から「シシ」と呼ぶこともあるそうで、ゆかたべさん人形は片面が女の子、もう片面は「獅子」になっている。「ゆかたべさん」と呼ばれた彼女たちに由来して芸事の上達や商売繁盛などの願いが込められているとか。恋愛成就も書いてあってけど若い女だからとイコールで恋愛成就持ってくるのは安直すぎでは?!と思ったけど言わなかった。

こちらの体験では3,850円で好きな色のゆかたべさん人形に顔を描いてオリジナルゆかたべさん人形絵付け体験ができる。(送料は別途発生)

ゆかたべさん人形の九谷焼絵付け体験

茶色が選んだが他にも緑や金、銀などもある。

九谷焼の伝統の色で絵付けを行うが、獅子だからとそれに囚われる必要はなく、好きに描いて良いとアドバイスをいただく。女の子の面はかえでぃーをイメージした前髪にし、顔周りを赤で囲ってみた。

1ヶ月~1ヶ月半ほど届くまでに時間がかかると言われたが当月内に焼き上がって手元に届いた。

近くにある医王寺というところの印のついた願い札も送られるので、そこに願い事を書いてゆかたべさん人形の中に入れると良いらしい。

この日は30分程度でさくっと絵付けをして、加賀温泉駅へ戻った。

 

今回はじっくり加賀温泉で過ごし、自分たちで運転して回ったのでなんとなく土地勘というか、効率の良い回り方や楽しみ方というのが把握できた部分もあるので、次回訪れる際は行程をアップデートしていきたい。

年始早々に地震もあったが加賀は大きな被害がなかったとのこと。北陸新幹線開業も間近でこれから盛り上がっていく時期なので今年もぜひ訪れたい。

前回も感じた加賀温泉の一番のネックは加賀温泉駅売店が小さいこと…隣接するアビオシティ加賀にももしかしたらお土産物があったかもしれないが、駅と観光案内所が北陸新幹線開業時にはもう少し充実すると嬉しい。

せっかく帰りに加賀のお土産をと思っても少ない中に金沢製や能登製のものも含まれているので、妥協しないお土産選びができるようになっていると嬉しい。ちなみに加賀製で「のどぐろのインスタント味噌汁」があったので最後に買って帰りました。

 

年始の地震で加賀も観光客が減っているようなので、皆さんぜひ遊びに行ってください…。