加賀楓さんの卒業コンサートに行きました

モーニング娘。'22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN' TO THE BEAT〜加賀楓卒業スペシャ

 

に行ってきました。

初めての武道館でした。

 

 

まずは私と加賀楓さんの思い出を語る。

加賀楓さんとの出会い

たまたまYou Tubeモーニング娘。'17「BRAND NEW MORNING」のMVがオススメされ、加賀楓さんの存在を知ったのが2019年の春頃だったか。

www.youtube.com

 

そもそも黄金期世代なので『なかよし』で連載していた『娘。物語』を愛読しており、黄金期以後もなんとなく追っていた。

正直に言うと、本当は大好きで、大好きなままハロプロを追いかけ続けたかったが、周囲がアイドルファンを卒業し、アーティスト歌手やバンドに変遷していく中で、素直に好きを貫けなかった。当時の自分は今以上に周りに影響されやすく、顔色をうかがう子どもだった。

それでも大学生以後はイナズマイレブンを通してBerryz工房を聞くなど折に触れてハロプロには親しんでいたし、大人になってから'14あたりのEDM系の曲を知り、その時期の曲のMVは時折見ていた。好きな曲を聞きに行く程度で、そこまでしっかり新曲やメンバーの加入とかは追っていなかった。ただ「こぶしファクトリー」という絶妙なネーミングのグループがあることは知っていた。

2019年春頃、juice=juiceの『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』が話題になっていた。たまにモーニング娘。のMVを見ていたからかYou Tubeのオススメで表示され、そこから名前だけ聞いたことがある程度の存在だったjuice=juiceを改めて認知し、この曲も大好きになる。自分の年齢的にもメッセージがとても刺さった。

youtu.be

ここから改めてハロプロが気になりだし、いくつかMVを見ている中でおすすめで表示されたのが先述の「BRAND NEW MORING」。

真っ赤な衣装で、まだあどけないショートヘアの女の子が真剣な眼差しで声を張って一生懸命歌っている姿に目を奪われた。それが加賀楓さん。加賀楓さんの存在を知ってから、気づけばwikipediaを読み漁り、ブログをチェックしに行き、ハロステやアプカミなど公式のYou Tube番組での彼女のパフォーマンスをチェックするように。

歌やダンスはもちろん、長い研修期間でも真面目にコツコツ努力して、デビューを掴んだそのストーリー性や、彼女の直向きさ、ファンやメンバー、ブログの文章、パフォーマンスに対する誠実さなど、人柄の部分でどんどん惹かれていった。ハロステで公開されている加入サプライズ動画は何度見ても号泣してしまう。

youtu.be

 

そして、2019年夏、初めてハロコンハロープロジェクト全体のコンサート)に行き、ハロプロのパフォーマンスを直に浴びて黄金期に夢中になっていた頃の自分が一気に蘇る。ここでも加賀さんを目で追ってしまい、秋の単独ツアーに行く決心をする。

2019年秋ツアー当時はまだFCに入っておらず、一般で取れず落胆していたところ、同行者を募集していた方にお声がけいただき、ファミリー席で初参加。15期メンバーの初ツアーでもあった。

このコンサートで完全にかえでぃー推しとなりFCに加入。

そして今に至る。

 

卒コンの感想

かえでぃー特有のなめらかで継ぎ目のない、でもメリハリのあるダンス

歩くだけでもダンスしているかのような美しくリズミカルな動き

伸びやかな高音とユニゾンでも目立つ声量のある歌声

コンサートやイベントの度に過去のパフォーマンスを必ず越えてくる彼女は期待を裏切ることなく、卒コンでも過去最高のパフォーマンスを見せてくれた。

 

欲を言えば「BRAND NEW MORNING」はフル尺でやって欲しかったし、

「Mr.Moonlight~愛のビックバンド~」をセンターで歌ってほしかった。

25周年という節目のコンサートでもあるし、卒業シングルの「swing swing paradise」は、かえでぃーのためのMr.Moonringhtとも言えるのでその点は飲み込もうと思う。

いつかモーニング娘。のイベントにゲスト参加して披露してくれたらと淡い期待を抱いておく。

 

卒業の衣装は想像通りだった。私服も衣装もブラックでまとめて、クールな印象のものをいつも好んでいたのでパンツスタイルだろうと思っていた。

最後に彼女が歌ったのは「Give me 愛」

これまでソロフェスやバースデーイベント等、ここぞという場所では、憧れである鞘師里保さんを意識した曲を歌ってきた中、未だ歌ってこなかった曲。いつかかえでぃーのソロで聴きたいと思っていたが、それがないまま卒業の日を迎え、諦めていたところ、まさか卒業のタイミングで聞けるとは思わなかった。(実を言うとグッズ購入で公演前に訪れた際、会場外にGive me 愛の音源が漏れ聞こえていたのだがメドレーの中で歌うのだろうと思っていた。)

 

 

得意なダンスを披露できるからという選曲理由も彼女らしいが、会場で「Give me 愛」の出だしの歌詞を聞いた瞬間に、事前のブログに合った「パフォーマンスにすべてを込める」という彼女の言葉が思い出された。

愛してるのにこの気持ち伝わってるかな

気が強そうに 言われるけど 傷つきやすい 性格 隠してる

愛には 愛しか 答えが返せない

誰かのための言葉や行動は素直にできるのに、自分の素直な愛情を伝えるには少しシャイで、照れ屋な一面もあるかえでぃーが、卒業発表の際のコメントにあった「ファンに恩返しがしたい」、という気持ちを、この曲の歌詞に込めてくれたのではないかと感じた。それがヒシヒシと伝わるパフォーマンスだった。

これまで卒業していったメンバーのコンサートで、涙を浮かべていたかえでぃーが、自分の卒業コンサートでは泣かないように、最後までこらえていたところも彼女の人柄が現れていた。それでもホロリと涙が溢れるところも、最後の最後には笑顔で挨拶して終えるところも。

涙と感動の卒業を演出するよりも、最後までモーニング娘。のメンバーとしてステージを全うし、ファンに恩返しをするという彼女の意志や使命を貫いたのだと思う。

そうした直向きさ、誠実さを感じる度に、「応援して良かった」という気持ちで満たされていた。それどころか私の応援の熱量に対し、かえでぃーがパフォーマンスで伝えてくてれる思いやパフォーマンスに対する実直さがあまりにも上回りすぎていると感じて、いつももっと応援させてくれという気持ちになっていた。

加賀温泉郷」のムーブメントも、ファンの「どうにかもっと応援したい」という気持ちが具現化した部分があると思っている。

 

加賀温泉郷の思い出

余談だが、加賀温泉はかえでぃーが観光大使になってから一度宿泊している。これまで泊まった温泉地では旅行という非日常のためか、どうしても寝付きが悪くなったり、重たい荷物で翌日まで肩こりが残ったりすることがあったのだが、加賀温泉ではまったくそんなことがなく、一緒に行った友人も旅行先でこんなに気持ちよく寝れたのは初めてだと起き抜けに話していたのをよく覚えている。

また改めて訪れたい温泉地の一つである。

 

かえでぃー以外についての感想

かえでぃー以外について話すと、このコンサートではとくに15期の躍進を感じた。歌もダンスも成長著しく目が離せない。

16期のらいりーは、楽しくてしょうがない、というのが非常に伝わってきた。牧野真莉愛さんのような全力ジャンプをしてみせたり、楽しいという気持ちが抑えきれないといった表情が何度も目に止まった。これからどんなアイドルになっていくのか楽しみでもある。

そして石田亜佑美さんは、本当に後輩への思いに溢れた人だな、というのを改めて感じた。ダンス学園で他のグループの後輩と密接に関わる機会が増えたのもあるのかもしれないが、後輩の教育や成長に積極的に携わり、良い部分を引き出すために、ときには道化役も買って出る。今回の卒業コンサートでもかえでぃーとの身長差からくる足の長さの違いで笑いを取りながら、かえでぃーの生まれ持ったものに胡座をかかずに努力を怠らない姿勢について語ってくれた。

ここ数年、石田さんが誰かの良いところを見つけて、伸ばし、みんなに伝えようとしてくれる誠実な姿を何度も見てきた。石田亜佑美さんを一番に推していなくても、石田さんに高い信頼を置き始めている自分がいる。彼女が一緒なら私の好きなアイドルも安心して活動ができるだろうと思うし、実際かえでぃーは「石田さんと一緒に加賀温泉に行きたい」と言い、それを叶えて1つの仕事につながった。

仕事や他者へ誠実に向き合うことで信頼を得て、次につなげてきたのは加賀楓さんも石田亜佑美さんも共通している。私の大好きなかえでぃーの素敵な一面を沢山引き出してくださった石田さんにはとても感謝している。

15期メンバーも最後のコメントで教育係という関係を通して沢山の愛ある言葉とエールをもらったと、涙ながらにかえでぃーの人柄が伝わるエピソードを話してくれた。

 

かえでぃー本人のパフォーマンスやブログの文章だけでなく、他のメンバーからの思い出話やエピソードで「かえでぃーを応援して良かった」と感じることができるのは、かえでぃーが誰に対しても誠実だったことの証でもあると思っているし、それを言葉にして伝えてくれた他のメンバーの皆さんにも感謝しかない。

しばらくはかえでぃーロスで悲しみに暮れるだろうが、来年にはかえでぃーを思いながらも現メンバーを応援していきたい。

 

www.youtube.com

 

加賀楓さん、沢山の幸せな思い出をありがとう

これからも加賀さんの幸せな未来を願っています