飛騨高山・古川 1泊2日旅行①
1泊2日 飛騨古川・高山旅行①
有給休暇が余っていたので飛騨高山に行ってきた。
いつも高山駅周辺にしか行かないので今回は古川にも足を伸ばした。こじんまりとした街の中に昔ながらの町並みと見どころが詰まっていて好きな街だと感じた。
主だった場所には半日あれば回れるコンパクトな感じが良い。
費用
高山⇔名古屋 12,370円/人
(飛騨エリアフリーきっぷ・お食事コース)
ホテル 16,500円/人
(1泊2食付き・ポイント利用で実際の支払いは13,050円)
1日目・蕪水亭OHAKO/飛騨古川
名古屋駅を出発して最初に行ったのが飛騨古川。
白壁の通りや古川祭など名前は聞くもののいつも高山駅止まりだったので初めて訪れた。
今回の古川周辺の目的は大イチョウと「蕪水亭OHAKO」のランチである。
『ふるカフェ系ハルさんの休日』で紹介された「蕪水亭OHAKO」という古民家カフェ。大正ロマン的な洋風な外観やステンドグラス、古民家らしい太くて立派な梁が見どころ。
ランチは薬膳プレートランチ(1,080円)。薬草を使用したドレッシングや地元野菜の素揚げにハンバーグ。ドレッシングは塩味の効いてる気がした。
古川の街には他にも薬草を扱っていてハーブティーを出してくれるお店もあった。富山にも近いし山も近いし薬や薬草関係で栄えていたのかもしれない。
確か月曜休みでインスタグラムに営業情報を載せていた気がする。
1日目・福禅寺跡の大イチョウと白壁土蔵/飛騨古川
古川に来たのは11月上旬だったが大イチョウはちょうど見頃。
天気もよく、舞い散るイチョウの美しいこと・・・。
通りかかる人たちが皆上を見上げて写真や動画を撮ったり、黄色の絨毯となっている落ち葉で子どもたちがはしゃいだりしていた。
白壁土蔵の通り。しなだれかかる柳に流れている川と泳ぐ鯉はとても画になる。
多くの人がこの画角で撮影していて、ベストショットのためにお互いに場所を譲り合ったり声をかけていた。
1日目・日根野美術館カフェ/飛騨古川
飛騨古川駅に置いてあったパンフレットにチーズケーキが美味しいと書いてあったので寄ってみたのが「日根野美術館カフェ」
穴場っぽい気もするカフェ。
かなり由緒正しそうなお家で、ご夫婦が収集されている美術品を床の間などに展示されている。他に客が誰もおらず、空いていた縁側の席を勧められ、松の木の剪定中の庭を眺めながらチーズケーキをいただいた。
おそらくこのお家の方で店主と思われる御婦人に丁寧に案内されるのだが、この店の難関は入り口にある。引き戸を開けて入った玄関にあるベルをかなりしっかりガンガンと鳴らさないと店主が出てこない。軽くチリンチリンと鳴らしただけでは案内していただけず、とは言え営業中のようだし奥から人の気配もする…と3分ほど入り口で右往左往した後、意を決してベルを再度ガンガン鳴らしたら出てきていただけた。かなり思い切って鳴らすか声をかけるかした方が良い。
おすすめと聞いていたチーズケーキを頼み、飲み物に迷っていると「チーズケーキでしたらブレンドコーヒーが一番合います!」とおすすめしていただき、コーヒーとチーズケーキのセットをいただいた。カップやお皿も美しく、チーズケーキも濃厚で美味しかった。
誰かの家にお邪魔している感は強いけど欄間の飾りとか九谷の大皿も見れて落ち着いた時間を過ごすことができた。
1日目・飛騨古川祭り会館・飛騨の匠文化館/飛騨古川
古川と言えば古川祭り、ということで、飛騨古川祭り会館と飛騨の匠文化館へ。
オトクな共通入館券が800円。
飛騨の匠文化館の方はキャッシュレス決済が可能となっていたので、先にそちらで共通券を買った方が楽かもしれない。まつり会館は現金のみだった。
祭り会館はかなりお金をかけて建造したハコモノという感じだが、山車と祭りに関する情報の展示メインなので採算が不安になった。会館周辺は公園になっていて屋外イベントは可能だけど屋内でのイベントスペースはなさそうなので、こういう会館を屋内イベント時に利用できるようにしておくと良いのではないかといらないことを考えていた…。好きな街なので存続していてほしいし、毎年飛騨市にふるさと納税をしているが支援内容を来年から文化振興系にしようかなと思いを巡らしている…。
ちなみに匠文化館や福禅寺跡の大イチョウなどがある周辺一帯がこの街の観光のメインになっていて、土産物屋などもあった。100円くらいで鮎の天ぷらとか塩焼きが食べれる。
全体的に外国人観光客が多く、宿に向かうため飛騨古川駅から高山へ向かう電車に乗ったら車内の乗客の9割が外国人観光客のようだった。匠文化館でも外国人観光客がちらほら。スタッフの方が自身の英語に加えて簡易の翻訳機も使って英語話者の観光客と会話や説明をしていた。
電車での移動メインで考えていたが、古川と高山の間は電車の本数も少ないのでバス移動前提で予定を組んでも良かったかもしれない。
行くまですっかり忘れていたが、映画「君の名は」の聖地となっていて、あと20年はこのネタで稼いでいこうという気概を感じることができた。ちなみに20年くらい前にはNHKの朝ドラ「さくら」の撮影地となっていて、未だに当時の撮影の様子などを紹介するパネル展をやっているので「君の名は」も同じノリで続いていくものと思われる。
宿:飛騨高山温泉・飛騨の里 むら山/高山
どこの宿にしようか迷っているうちに紅葉シーズンということもありどんどん部屋が埋まり、駅近くの宿がとれなくなってここに。古川で泊まることも考えたが一人で泊まれる宿の少ないこと…(二人分の宿代を払わないと泊まれない…)。
町並みがきれいなので友人と来る場合は蕪水亭や八ツ三館のような老舗か、古民家の一棟貸しもあったのでそういうところも使ってみたい。
実際に泊まった部屋は12.5畳の古い和室。
高山駅に到着して電話するとすぐに迎えに来てくれた。ちなみに高山駅のバスセンターのある方ではなく、裏側が待機所。翌日の朝も同じ場所まで連れてきてくれる。
11月上旬ではあるが入り口にすでに石油ストーブがあった。
大浴場があるがこじんまりとした大きさ。時間が良かったのか、ほとんど人もおらず落ち着いて入浴できた。
地元食材の料理のプラン。栗チップスが美味しかったし、川魚も好きだったので嬉しい。なまずはおそらく初めて食べたけどとても美味しかった。
食事は朝晩ともに食事会場で個室状態でゆっくりとることができた。